紙、使い捨てカップ、電子機器… 人々がオフィスに戻るとゴミが増える?

 Selon une étude britannique, le café protège contre les maladies graves du foie. © grandriver, Istock.com  

 Selon une étude britannique, le café protège contre les maladies graves du foie. © grandriver, Istock.com  

Source: Mediagene Inc. | Author: Karen K. Ho | Date: 07/14/2021

  • 従業員がオフィスに戻り始める中、職場で出るゴミが増える可能性がある。

  • 印刷した紙や使い捨てのコーヒーカップといったゴミが特に増えそうだ。

  • オフィスから出るゴミを減らすために、企業は環境に配慮したルールを導入する必要がある。

2020年、多くの人たちが学校の代わりに自宅で学び、オフィスの代わりに自宅で働くようになったことで、紙を大量に印刷したり、テイクアウトのコーヒーを買ったり、職場でケータリングを食べる機会が減った。特に飲食店が休業し、自宅で食事を取る人が増える中、ゴミの生まれ方の変化は目を見張るものがあった。

印刷用紙や筆記用紙の売り上げはパンデミックの前からすでに減っていたが、2020年はその傾向が加速した。その結果、北米の紙の生産量は2020年の第1四半期から第4四半期の間に240万トン近く減った。これは割合にして16%の減少だ。日本製紙連合会によると、アメリカのオフィスコピー用紙の生産量はさらに減っていて、4月には31%以上の減少となった。

この変化は、環境にとって大きなプラスだ。紙は商業オフィス廃棄物に占める割合が大きいからだ。パンデミックが始まってから初めの9カ月はプリンターの売り上げが伸びたものの、多くの企業が文書管理システムを導入し、印刷物を減らした。

食品廃棄物に詳しいRubiconによると、アメリカの平均的な会社員は、使い捨てのコーヒーカップを年間500個使っているという。一部のリモートワーカーが再び地元のレストランや店で食べ物やコーヒーを買い始める一方で、多くのコーヒー愛好家は自分で入れるコーヒーに投資している。アメリカでは2020年4~6月に、約100万台のコーヒーメーカーやエスプレッソマシンが売れた。11月までに、コーヒーメーカー全体の売り上げは28%、小売販売のコーヒーの売り上げは10%それぞれ増えた。

仕事が対面になることでゴミが出るその他の要素としては、マーケティングや広告・宣伝、法人向け電子機器の注文、ケータリング、中古オフィス家具などがある。安価なプラスチックの販促資料やプラスチック加工された紙、ビニール看板などはリサイクルが難しい。オフィスが1年以上使われずにいた間に、古いコンピューターではマイクロソフトの最新のOS「Windows 11」が使えず、お金のかかるアップグレードが必要になるのではないかといった混乱や懸念もある。

オフィスに戻る企業は、自分たちがどのようにしてゴミを減らし、サステナビリティ(持続可能性)を高めていくか、はっきりとしたプロセスなしに、容易に古い習慣に回帰することができる。しかし、できれば企業には、印刷を減らし、不要なプラスチックまたはリサイクルできない素材の使用を減らし、再利用可能なドリンク用カップの使用を奨励し、古い電子機器を適切に処分するなど、環境に配慮した行動を取ってもらいたい。

 
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